VISIONワンタッチシートスライダーの取付け



VISIONワンタッチシートスライダーは、純正のレカロシートのポジションが高いと感じている方にオススメのパーツです。シートポジションが改善されるのは良いのですが、自分で取付けるとなると、多少難点が発生します。(というか、取説が大雑把なのねん)これから購入を考えていらっしゃる方の参考になれば、と思い、私が行った作業内容を書き出してみました。図解が有ればもっと良かったのですが・・・ (^^;)作業時間は1時間もあれば大丈夫でしょう。自信の無い方は、ショップに任せたほうが無難ですヨ。

用意する工具・パーツ等

買ってきたシートスライダー(レールは左右1本ずつ、ワッシャーが3枚)

ソケットレンチ(10・12・14ミリのコマ、延長用のジョイント。セット物が良いでしょう)
10ミリ穴と、14ミリ穴のメガネレンチ(柄の長い物が良い)
マイナスの精密ドライバーと普通のマイナスドライバー
ラジオペンチ
軍手(怪我をしないようにネ)
インシュ・ロック(タイラップとも言う)の、長めの物を2本位

取付け工程(運転席側)

1.まず、車体からレカロシートを外します。後部座席側のボルトは、カバー(メクラ蓋?)が有るので、マイナスドライバーでコジって取ります。12ミリのコマのソケットレンチでボルトを緩めます。

2.ボルトを外したら、シートベルト警告灯の配線カプラーを取ります。シート真下のステー部分にカプラーが有るので、シートを倒す等して外します。シートを車外に出す前に行ってください。

3.シートを車外へ出し、シートレールが真上に来る様に裏返します。この時、シートベルトのバックル(シートベルトをロックする部分ですよ)に、配線が行っているのが確認できると思いますが、ステーにツメで引っかけて固定されていますので、ステーの裏からラジオペンチを使って外します。

4.さて、ここで難関。上記の配線が、ステーに空いた穴を通ってバックルに行っています。次の工程でバックルを外すのですが、そのままバックルを外そうとしても、配線のカプラーが邪魔で、レールに宙ぶらり状態になってしまい、外すことが出来ません。ここでマイナスの精密ドライバーを使って、カプラーを外します。カプラーは車によって、違いがあるかも知れませんので、良く観察して外してください。私の場合カプラー後部に、配線を固定している部分があり、その部分を外してから、端子側の方から精密ドライバーでツメを起こして外しました。

※この時カプラーと外した配線の位置を、メモする等して覚えておいて下さい。

5.シートベルトのバックルを外します。ボルトが硬く締めてあるので、14ミリのメガネで緩めてから、ソケットレンチで外しましょう。

6.シート本体から、純正シートレールを外します。シート本体には、片側3本ずつ(シート前方に2本、後方に1本)計6本のボルトで固定されています。10ミリのメガネで緩めてください。緩めたら、シートレールを取り去ります。

7.いよいよVISIONシートレールの取付けです。製品にはRR・RLとシールが貼ってあるので、位置を間違えないように取付けます。運転席側用の物はレールのロック用のレバーが、着座位置の右側に来ます。(リクライニング調整ダイヤルとは逆の位置ですよ)レールをスライドさせて、取付け穴を確認しながらの作業になります。10ミリのソケットレンチで取り付けましょう。先程外したボルトをそのまま使用しますが、2本余ってしまいます。

8.シートベルトのバックルを取付けます。ココでも困ったことが発生。バックルのステーには、小さなツメがあって、ボルトを締めた時にズレないようになっている様子です。シートレール側のステーには、このツメが引っかかるようにする為の穴が空いているのですが、ツメに対して小さな穴なので、テーパーリーマーを使って広げる必要があります。ツメが充分引っかかる程に穴が空きましたら、ボルトを締めて取付けましょう。この時インシュロックを使って、配線を固定してしまいましょう。先程外したカプラーも、元通りにして下さい。

※(下線部分補足)現在出荷分に関しては、ツメがシッカリと入る様に改良されているとの事です。

9.シートを車に戻します。バックルからの配線は、レールの下を通し、車体側の配線と接続。付属のワッシャーを入れて取付けます。実際座ってスライドするか、ロックがしっかりしてるかを確認して完了です。

※取外した純正ステー、余った2本のボルト、メクラ蓋は保管しておきましょう。

助手席用の場合は配線が無い為、作業が楽になります。EK9用も、(多分)一緒だと思います。